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ファンタジー世界のトイレ その2 [ファンタジー世界考察]

 ファンタジー世界の住人はアイドルと同じでトイレに行かないとか以前書いた気もする。

 それはさておき。冒険中のトイレ事情を考える。

 狙撃兵のお話でトイレに行かずズボンに垂れ流していた話は有名だが、つまり逆にいうと戦時下の兵隊もちゃんとトイレに行っていたということである。わざわざズボンに垂れ流したからこそ逸話として伝わっているのであり、誰もが垂れ流していたのなら特別こんな話が狙撃兵の心得として伝わったりはしないのである。
 実際緊張していると尿意や便意が遠のくのは確かである。私も登山をしていたが、山の上ではトイレにあまり行きたくなくなる。特に尿意はあまりコントロールできないのだが、便意はコントロール可能らしい。

 冒険中以外のトイレ事情について。

 農村ではトイレは特になく、「その辺で」していた。「家から矢の届く距離だけ離れて」するものらしい。まあ農村であるから人口密度も少ないだろう。人糞を肥やしにするという発想はなかったらしい。家畜の糞は肥やしとして重宝され、領主の重要な資源であったのだが。

 都市部ではトイレがあっただろう。桶のようなものに貯めて定期的に捨てていた。やはり人糞を肥やしにする発想はあまりなかったらしい。
 古代ローマには公衆便所があり、それはその発案者の名前をとってウェスパシアヌスと呼ばれていたらしい。これは集めた尿を集めて売るものだった。尿は羊毛から油を洗うのに使った。ウェスパシアヌス帝はこのことでケチだといわれたが、彼は「金は臭わない」といって反論した。
 尿については他にも使用方法がある。つまり尿のアンモニアから硝石の成分を取り出す方法である。火薬の材料として有用だった。
 どちらにしてもヨーロッパなどでは有料公衆便所が今でも一般的らしく、Planet Coasterという遊園地経営シミュレーションで遊んでいてトイレの使用料を日本の常識からして無料のままにしておいたのだが、来園者の感想で「トイレが無料で素晴らしい」みたいなのがあって、つまり逆にいうとトイレが有料なのが当然ということなのだろうか。
 ヴェルサイユ宮にトイレがなくて臭かったのは有名だが、他の宮廷はそこまでひどかったわけではなかったらしいが、ちゃんと調べているわけでもない。たいていああいう宮殿ではおまるを使っていたらしいが。
 城にはちゃんとトイレがあって、といってもダストシュートみたいな縦穴になっていて垂れ流されていた。戦争中はこの縦穴から攻め手の兵士が侵入することもあった。

 ダンジョンというのは古代文明の遺跡であることが多いから、公衆便所の遺跡などもあるかもしれない。ソードワールドPCの古代遺跡にはトイレがあるものもあったが。


 どちらにしても中世ヨーロッパというのは農村でも都市でもうるさく臭いそうなものであるが、あまり想像もしたくないので、冒険者はトイレなんか行かない。
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